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2024.07.04

経営社会学科・仁志敏久客員教授が「スポーツ指導者論Ⅰ」に内川聖一さんを招いて特別講義を実施

7月3日(水)、社会学部経営社会学科・仁志敏久客員教授が担当科目「スポーツ指導者論Ⅰ」に元プロ野球選手の内川聖一さんを招き、特別講義を実施しました。

講義は仁志客員教授が聞き手となって進行しました。

少年野球時代。父親が監督だった高校時代。今もNPB記録として輝く右打者シーズン最高打率.378を達成した2008年シーズンの飛躍。WBCでの栄光と悔恨。内川さんが幼少期からプロ生活を終えるまで歩んできた野球人生のさまざまなステージで、どのように競技と向き合っていたのか。また、どのような指導者との出会いがあり、受けた指導がどのように自身の糧となったかについて、語っていただきました。

内川聖一さん

「少年野球時代の指導者は、結果も大事だけど日々やるべきことをしっかりすることがもっと大切だと説いてくれた。結果が出ず自分が沈んでいる時は見逃さずに声をかけてくれた。この出会いがあって、今の自分があると思う」。

「巨人という強いチームから移籍してきてチームメートとなった仁志さんに、「あのプレーの意味は?」と毎日のように質問攻めにしていた。「考えて野球をする」とはどういうことかを教えてもらった」。

落ち着きながらも熱のこもった語り口は、受講者へのエールのようでもあり、学生は内川さんのお話に引き込まれていきました。質疑応答では「内川さんにとって理想の指導者像は」など多くの質問が挙がり、そのすべてに真摯に回答していただきました。さらに講義終了後には、握手や記念撮影を求めて列をなした学生全員に気さくに対応していただきました。

将来スポーツ指導者を目指す学生や、競技者として大学スポーツに打ち込む学生にとって、多くの示唆をいただいた特別な時間になりました。

仁志敏久客員教授

講義の様子

内川 聖一
大分県大分市出身の元プロ野球選手。NPB史上、右打者最高打率記録保持者(.378/2008年)。2009年にはWBC日本代表として世界一にも貢献。史上2人目の両リーグでの首位打者及び最多安打、通算8回の打率3割越えなど数々の記録を残し、2023年に独立リーグで現役を引退。