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2024.07.02

人間心理学科・野添健太講師らが『感性工学』に寄稿

社会学部人間心理学科の野添健太講師(専門分野:臨床心理学・認知心理学・睡眠学)らが、日本感性工学会の学会誌『感性工学』(22巻2号)の特集「心理学諸領域と感性」に論文を寄稿しました。

本論文は、人の創造性と深く関連する記憶(連想記憶)が睡眠によってどのように育まれていくかという点について、近年の動向を踏まえながら今後の展望について論じています。また、試験的なメタ解析によって、睡眠は本来関連性の弱い記憶へと連想を派生させていく際に重要な役割を果たしている可能性があることが示唆されました。

野添講師は論文の中で、「睡眠は健康的な生活を送っていく上で必要不可欠なものですが、認知機能をより良く働かせることや、その機能を向上させていくためにも重要な役割を果たしている」と述べています。