2024.02.21
江戸川大学では、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のさくら招へいプログラムに採択され、2024年2月14日(水)から2月23日(金)までの10日間、南京大学の学部生2名と大学院生6名、教員2名を招へいし、社会学部現代社会学科の川瀬由高講師の引率でフィールドワーク実習を行っています。
江戸川大学が位置し、近年の人口増で注目される流山市の住宅地に隣接する市野谷の森の調査を行った後、2月16日(金)からは、京都市北区山間地域での現地調査を開始しています。
プログラムの共同実施者である立命館大学の阿部朋恒准教授、東京都立大学大学院の李婧氏、関西学院大学大学院の呉松旆氏の協力のもと、南京大学の学生たちは、地域概況、調査方法論について学ぶとともに、小野郷学区に位置する古民家にホームステイし、農具を手に休耕地の再生に取り組みました。さまざまな活動を通して、山間地域での暮らしを体験的に理解を深め、林業文化の趨勢や生活との関わり、人口減少下の地域社会における地域創生の取り組みについて学ぶことができました。
■川瀬由高講師コメント
多くの方のご協力があり、京都山間地域での研修プログラムが非常に充実したものとなりました。地域社会の歴史・文化に関するご講演をいただいた京都府北部山間地域かがやき隊の奥田貴弘先生、フィールドスタディの思想と地域創生に関するご講演をいただいた大阪大学のスチンフ先生、自然農(自然栽培)の思想と実践法についてご教示いただいた荒井志音先生、集落における林業の歴史と現在についてご教示いただいた京都市北区大森中町町内会の片山惣治会長、郷土料理の一つ納豆餅の作成法をご教示いただいた寺谷初子先生、ならびに、本プログラム実施中にお世話になった方々に深く感謝申し上げます。
あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)での講義
郷土料理「納豆餅」の作成法を学ぶ
京都北山杉の里総合センターにて
小野郷学区で休耕地再生・自然農の実践
<参考リンク>