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2023.10.05

現代社会学科・2023年度現代社会専門研修活動紹介

社会学部現代社会学科では現場でのフィールドワークを通して、社会の多様な活動を体験的に学ぶ現代社会専門研修を実施しています。今回は千葉県南房総市で行われたプログラムを紹介します。

8月28日(月)〜8月30日(水)、千葉県南房総市及び館山市周辺の里海をいかした地域づくりの現状と課題を捉え、今後求められる持続可能なライフスタイルの方向性について学ぶことを目的としてフィールドワークを行いました。土屋薫教授(専門分野:レジャー社会学)と佐藤秀樹講師(専門分野:環境教育、環境社会活動/農業農村開発協力)の引率で、2年生7名と4年生1名が参加しました。

「里山・里海から考える地域資源の発見と再生〜南房総地域の「ひと・モノ・しくみ」〜」をテーマとしたこの研修では、南房総市大房岬自然の家をベースに、磯の生き物を探りながら、沿岸の藻場(もば)が衰退する「磯焼け」の現場調査を行ったほか、アマモの保全活動に用いられるマテバシイが多く自生する大房岬自然公園の成り立ちについて学びました。

また最終日には、メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の中島健夫教授(ジャーナリズムコース)の専門ゼミナールに所属する3年生も加わり、内陸の平久里(へぐり)にある古⺠家ろくすけを訪問し、里山の暮らしを守る意味とその活動の実際について話を伺い、 草刈りの手伝いを行うなどして、里山と里海の循環に関する理解を深めました。

磯の生き物を探す

アマモの保全活動に使用されるマテバシイ

古民家の茅葺屋根の説明

古民家周辺での草刈り