2023.03.08
社会学部現代社会学科の中島慶二教授(江戸川大学国立公園研究所所長)が監修した『アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律』(山と溪谷社)が3月14日(火)に出版されます。
近年のアウトドアブームにより、登山・キャンプ・釣り・SUPなどをはじめる人が増えていますが、マナー・ルールなどをしっかりと把握しないまま、知らないうちに違法行為を行っていたというケースも少なくありません。また、アウトドアアクティビティを行う人同士でトラブルになり、裁判沙汰となってしまうケースも見受けられます。こうした背景には、例えば「登山をすること」に関係する法律だけでも「自然公園法(環境省)」「文化財保護法(文化庁)」「森林法(林野庁)」「軽犯罪法(法務省)」に加え、登山者同士の事故の場合は「民法・刑法(法務省)」など担当する省庁の異なる法律が関係してきます。これに加えて、各都道府県や市町村の条例も加わり、非常に複雑な体系をしていることが原因と考えられます。
本書は、そんな複雑に絡み合った法律を、「山」「川・湖沼」「海」「都市近郊・公園」といった場所ごとに章分けして解説した上で、各章の中で比較的メジャーなアクティビティについては、それぞれの注意点やQ&Aなどを設置し、わかりやすく解説しています。
【監修】
中島慶二(江戸川大学社会学部現代社会学科教授、江戸川大学国立公園研究所所長)、益子知樹、溝手康史、上野園美、ベリーベスト法律事務所