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2020.04.21

人間心理学科・山本隆一郎准教授らの研究成果が日本心身医学会の学術雑誌『心身医学』に掲載

心配するということについての考え方が、寝床での考え込みを増やし、寝つきを悪くする

社会学部⼈間⼼理学科の⼭本隆⼀郎准教授(専門分野:臨床⼼理学)らは、心配することについての考え方が、寝床での考え込みを増やし寝つきを悪くする可能性について報告しました。

寝床で明日の予定を気にしたり、「今日眠れるかな」とあれこれ考えることは、寝つきを悪くします。こうした寝床での考え込みに影響する個人差要因として、「心配に関するメタ認知的信念」が考えられています。「心配に関するメタ認知的信念」とは、“心配することは自分の役に立つ”という、心配についてポジティブに捉える考え方と“心配することは自分を苦しめる悪いことだ”という心配についてネガティブに捉える考え方があります。心配に関するメタ認知的信念は、考え込みを増加させたり、考え込みを制御できなくさせたりすると考えられています。この研究では、大学生を対象に調査を行い、心配に関するメタ認知的信念が寝床での考え込みを増やし、寝つきを悪くするという影響経路について検証を行いました。

本研究成果は、日心身医学会の学術雑誌『心身医学』第 60 巻第 3 号(2020 年 4 月 1 日)に掲載されました。

発表者
江戸川大学 社会学部 人間心理学科 准教授
山本隆一郎

山本隆一郎 准教授

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