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2020.04.07

マスコミ学科・内藤ゼミ海外ロケ実習レポート Ⅲ inハワイ

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の内藤和明ゼミは、テレビ番組や映像コンテンツ・映像表現の研究を行っています。ゼミ生は 卒業までの 2 年間をかけて短編の海外ロケ映像作品を制作します。3 年次のゼミスタート時からリサーチを開始。企画立案からロケ実習までを 3 年次修了までに行います。4 年次は撮影した映像素材に編集と MA ※の作業を行い、作品を完成させます。
※既存の映像に効果音や音楽、ナレーションなどの音をミキシングし、編集後の映像に貼り付けること。

今年度は、「ハワイ・ライフスタイル・フォト・アワード」にゼミ生が挑戦する姿を追うという企画で海外ロケ映像作品を制作します。そのため、2 月に常夏のハワイでロケ実習を行いました。このフォト・アワードは、毎年出されるテーマに沿ってハワイの魅力を撮影した写真で競うものです。今年のテーマは「Natural Hawaii」(未来に残すべきハワイ)。ハワイの様々なスポットを巡り、応募作品の撮影に全力で取り組む内藤ゼミ生を撮影しました。そんなハワイでの様子を、内藤ゼミ生が本ウェブサイト内で 3 回に分けて紹介します。

レポート Ⅲ (最終回)となる今回は、4 日目、5 日目です。

※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現在は学生・教職員の渡航を原則禁止しています。

【 4 日目】

この日も前日に引き続き事前にロケハンした 3 つのスポット(マカイリサーチピア、メモリアルパーク、タンタラスの丘)の撮影です。写真一枚で見てくださる人に何を伝えるのか。先日の反省を踏まえ記念撮影ではないメッセージ性のある写真の撮影に挑みました。しかし相手は自然。思い描くようなコンディションを得られることもなく、障害物があったり、多くの観光客がフレームに入ってきたり、小雨が降ってきたりと、その都度変更や対応を強いられることに。遠い海外ゆえリテイクはききません。動画の撮影も写真撮影も同じようにその場の状況に応じた臨機応変さが求められることを強く感じました。内藤先生のご指導のもとなんとか撮影することができましたが改めて海外ロケの奥深さ、難しさを痛感しました。

マカイリサーチピア

メモリアルパーク

タンタラスの丘

こうして二日間のロケも何とか無事に終了。ミーティングでは前日以上の多くの反省点が浮かび、多くの悔いが残る一日でした。この経験を踏まえて猛省し、解決策を見出して今後にいかしていきたいと思います。

【 5 日目】

この日は更なる撮影スポットの探訪日です。内藤先生の案内でノースショアまで足を延ばすことに。ノースの名所を巡りながら新たな撮影スポットを探します。「地元のおいしいものを食べることも大切な学び」という先生の指導で絶品のガーリックシュリンプやシェイブアイスを堪能しました。また、ハワイの豊かな自然を体験しようという先生の案内でラニアケアビーチへ。ここでひと休みする大きな海亀に遭遇!亀が上陸するエリアはロープで区切ってあり、観光客は誰一人亀の領域を犯したり騒いだりせず、皆が優しい目で亀を見守っていました。この光景を見てハワイは自然と人間が互いに敬いながら上手に共生していると強く実感しました。その後オアフで一番風が強いと言われているヌアヌパリへ行ってオアフ島の風景を堪能し、観光客でにぎわうワイケレプレミアムアウトレットやアラモアナセンターに立ち寄ってハワイの物価や扱う商品の傾向を知ることができました。こうして濃い1日が終了。今日は撮影スポットハンティングのみならず、オアフ島の様々な有名スポットを体験することができました。

ハワイ名物ガーリックシュリンプ

マツモトシェイブアイス

ラニアケアでは海亀4頭がお出迎え

ヌアヌパリ展望台

そして、予備日の1日を挟み、帰国の日。事故や病気もなく無事に実習を終えることができ全員ほっと一安心。この8日間内藤先生には細かいご指導は勿論、毎朝毎晩手料理を振る舞ってくださったり、さまざまなオアフの名所に連れて行ってくださったりと、本当に数え切れないほどお世話になりました。今回のロケ実習も新たな驚きと発見、感動と感激の連続でした。それにもまして予期せぬ予定変更と失敗の連続で、その都度先生から厳しい指摘や指導を受け、後悔と挫折を繰り返し、もがき苦しみながら解決方法を模索する毎日になりました。しかしこの実習で我々ゼミ生はかけがえのない充実した時を過ごし、映像作品づくりの難しさを再認識することができました。実際の番組と同等の海外ロケ実習という貴重な体験ができるのは内藤ゼミだからこそ!この他では経験できない貴重な体験を今後の人生にいかしていきたいと思います!