年度を選択

2019.09.18

人間心理学科・福田一彦教授の寄稿記事が『アロマリサーチ』に掲載

社会学部人間心理学科・福田一彦教授(睡眠研究所長)の睡眠に関する記事が、8 月 28 日(水)に出版された『アロマリサーチ ( AROMA RESEARCH ) 最新号:No.79 』(出版社:フレグランスジャーナル社)に掲載されました。
福田教授は、「香りが睡眠にもたらすものー研究の最前線」の特集内で、「睡眠と夢とにおいの研究」について、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の岡部聡美さんと共に、世界睡眠学会のオフィシャルジャーナル誌「 Sleep Medicine 」に掲載された論文について解説しています。

<要旨>
夢は誰でも体験する身近な現象であるが未だ明らかでない点が多い。我々は夢を体験する睡眠であるREM睡眠中に、バラ様のにおいを有するフェニルエチルアルコールを呈示したところ、このにおいを好む群にのみ夢への効果が表れむしろ不快に変容した。においを好むことはにおいを強く感じることと関連するため、においを好む群にのみ効果が表れ、夢は本来不快なものが多いことから、におい刺激の呈示によってより不快な夢へと変容したと解釈した。

このページを共有