2019.04.10
江戸川大学で広報室長を務める社会学部現代社会学科・広岡勲教授(レジャー・スポーツマネジメントコース担当)が 3 月 29 日(金)、神奈川県横須賀市夏島町に本部を置く国立研究開発法人「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」の大講義室にて、「体験的事例から学ぶ組織の危機管理広報」と題する特別講演を理事、研究者、職員ら約 100 人を前に行いました。
近年、理化学研究所の STAP 問題、JAXA 元理事逮捕など、スポーツ界のみならず行政機関や研究機関でも、組織としての「危機管理対応」が問われる事案が発生しています。海洋研究開発機構では、これまで組織としての緊急対策本部訓練やリスクマネジメント研修などに努めてきましたが、「我々とは違うジャンルで、大きな世論と対峙して来られたナマの体験談を伺いたかった」(同機構広報部)と広岡教授を招聘した経緯を説明しました。約 80 分間の講演では、松井秀喜氏のトラブル事案を通したヤンキースの危機管理、日本相撲協会の不祥事から読み解くリスク管理、プロ野球における不祥事対策等、不祥事におけるメディア対応など、危機管理対応の際の重要なポイントについて話が及びました。
■広岡勲教授プロフィール
江戸川大学社会学部教授、江戸川学園おおたかの森専門学校校長、読売巨人軍社長付アドバイザー、日本相撲協会理事補佐・危機管理担当。ニューヨーク市立大学大学院修士課程修了。報知新聞社では長嶋茂雄氏、松井秀喜氏などの担当記者を歴任。退社後、松井秀喜氏の求めに応じてニューヨーク・ヤンキースへ入団。日本人初となる球団広報兼環太平洋担当に就任し、のべ 4 球団、10 年にわたり米大リーグに在籍。その後、WBC 日本代表統括広報を経て、2014 年から現職。
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