研究所・センター
睡眠研究所
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<アミュゼ柏>
〒277-0005 千葉県柏市柏6丁目2番22号
JR・東武アーバンパークライン柏駅東口より徒歩7分。
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日本は、世界で1、2を争う夜更かし・寝不足国家です。この状態は年齢・性別を問わず全ての国民に当てはまります。とりわけ、次世代の日本を担うべき、子どもたちの睡眠時間は世界の標準からみて、どの年齢でも1時間半ほど短いのです。この極端な夜更かし・寝不足状態は、様々な心身の弊害をもたらします。将来の日本のためにも、子どもたちの眠りを見直すことは非常に大事なのです。今回の講座では、子どもの眠りの問題がどのような弊害をもたらすのかについて、また、健康な睡眠をとるためには、どうすれば良いのかについて、環境の観点や家族という視点から具体策についてお示ししたいと思います。子どもたちの眠りの改善を実践することで、子どもたちの心身の健康や勉強の成績にも良い影響がもたらされます。お子さんの将来のための投資として、この講座に是非ご参加ください。
第1部 「睡眠習慣の確立は子ども達への一生もののプレゼント」(14時05分~14時25分)
神川 康子 氏(富山大学 顧問・富山大学 名誉教授)
第2部 「だって眠くないもん、というお子さんを寝かせるための温度・光方略について」(14時25分~14時45分)
福田 一彦 氏(江戸川大学社会学部人間心理学科 教授・江戸川大学睡眠研究所所長)
第3部 「どうする?子どもの寝かしつけ:親子でぐっすり眠るために」(14時45分~15時05分)
山本 隆一郎 氏(江戸川大学社会学部人間心理学科 准教授・江戸川大学睡眠研究所 研究員・江戸川大学心理相談センター センター教員)
休憩(15時05分~15時20分)
第4部 「パネルディスカッション」(15時20分~16時00分)
毎年30~40校の幼・小・中・高の教育現場へお邪魔していますが、先生方からは「スマホやゲームで夜更かしがひどい、学校でボーっとしているかイライラしている」、家庭からは「朝が起きられず、学校に行きたがらない」「スマホやゲームのことで言い争いになる」という声がよく聞こえてきます。そして子ども達自身も「なかなか寝付けない」、「朝が起きられない」「学校で眠い、調子が悪い」「集中できない」などの声と、どうしたら改善できるのかと頻繁に尋ねられます。三者の願いを叶えていく鍵は「睡眠」に在りです。ぜひ子ども達が学力、体力、人間力をUPするために大人からのプレゼントとして一緒に考えてみませんか。
現在は富山大学顧問、名誉教授、博士(学術)。一般社団法人日本睡眠改善協議会・理事、睡眠・生活研究所・所長、富山県行革アドバイザー。略歴は1975年奈良女子大学卒業後、同大学院修了。1980年に富山大学教育学部着任後、助教授、教授、人間発達科学部附属小学校校長兼務、副学部長、学部長、副学長、教育担当理事を経て、2019年3月退職し現在に至る。主な著書は「生活行動と睡眠に関する研究」(単著、風間書房)、「眠気の科学」(共著、朝倉書店)、「新版 生活主体を育む―探求する力をつける家庭科―」(共著、ドメス出版)、基礎講座「睡眠改善学」第2版(共著、ゆまに書房)
第2部「だって眠くないもん、というお子さんを寝かせるための温度・光方略について」
寝かしつけを頑張っているお母さん、お父さん。頑張っても中々寝てくれませんよね。早く寝かさないといけないことは分かっていても、全然寝てくれないお子さんを前にしてお手上げ状態のお母さん・お父さんも多いはずです。寝かしつけようとして、絵本を読んだのは良いが、こちらが疲れて眠ってしまい、子どもに怒られる、なんて経験は私自身にもありました。そんな時、もしかしたら役に立つ「物理戦略」。眠りは「光」と「体温」と密接に関係しています。住宅照明やお風呂の入り方のちょっとした工夫でお子さんの眠気を誘うことが出来ます。一度騙されたと思ってやってみてください。
江戸川大学社会学部人間心理学科教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、東邦大学医学部より医学博士を取得。福島大学教育学部教授・同大学共生システム理工学類教授を経て2010年5月より現職。認定心理士。専門分野は、精神生理学と時間生物学。主な著書は「睡眠改善学 第2版(ゆまに書房,2019)」「ヒトの概日時計と時間(恒星社厚生閣,2019)」「金縛りの謎を解く(PHPサイエンス・ワールド新書,2014)」
第3部「どうする?子どもの寝かしつけ:親子でぐっすり眠るために」
「うちの子なかなか寝ないんです…」こんなお悩みをみなさんお持ちではないでしょうか?もしかすると、そのお悩みは「よかれと思ってしている眠りのための関わり」や「家族の夜の過ごし方」が関係しているかもしれません。また、子どもが眠れないと保護者や家族も眠れない…といったように、子どもの睡眠と家族の睡眠は互いに影響しあっています。子どもの睡眠と家族の睡眠との関連や、効果的な寝かしつけのための「関わり戦略」について国内外での研究成果を紹介しつつ、今日から家庭でどんなことが取り組めるかを皆さんと考えたいと思います。
江戸川大学社会学部人間心理学科准教授。早稲田大学大学院人間科学研究科修了、博士(人間科学)を取得。上越教育大学大学院学校教育研究科臨床・健康教育学系准教授を経て2016年4月より現職。臨床心理士、公認心理師、専門健康心理士。専門分野は、睡眠行動医学、睡眠公衆衛生学。主な著書は「睡眠公衆衛生学(日本公衆衛生協会,2013)」「不眠の医療と心理援助:認知行動療法の理論と実践(金剛出版,2010)」
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