本を表彰する賞は日本にいくつもありますが、この1月から4月にかけて大賞が発表された3つの賞について今回特集を組みました。

まずは、今年で13回目を迎えた「本屋大賞」。過去1年間に発売された本の中から、全国の書店員が読んで面白かった本を選ぶ賞で、毎年4月に大賞が発表されます。ノミネートの段階から全国の書店で大々的に宣伝されるので、ご存じの方も多いことでしょう。

次に、この1年に刊行されたすべての新書の中から“最高の一冊”を選ぶ「新書大賞」。最新情報や基礎知識を手軽に入手できることから需要の高い新書ですが、今年だけでも1300点以上刊行され、その中から9回目の大賞本が今回決定しました。

そして、哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論のジャンルに該当する人文書の中からすぐれた本を選ぶ「じんぶん大賞」。6回目を迎えた今年も読者の投票などを経て上位30作品が発表されました。

今回は、2016年度発表の大賞および上位に選ばれた本はもとより、過去大賞に選ばれた本や選評を掲載した雑誌も集めています。

展示は2Fネコモンズエリアで実施中です。みなさんのご来館を心よりお待ちしております。