図書館・研究活動
総合情報図書館
ブックハンティングとは、学生をはじめとする参加者による選書活動のことです。紀伊國屋書店にご協力をいただき、紀伊國屋書店流山おおたかの森店(流山おおたかの森S・C)まで出向いて、実際に図書を見ながら選書を行います。総合情報図書館ではアクティブラーニング推進活動の一つとして、ゼミナール等からの申請に応じて、ブックハンティングの実施を支援しています。
2024年度 ブックハンティング実施報告
■マス・コミュニケーション学科 林 香織先生 / 情報文化学科 八木 徹先生
2024年9月「コミュニケーションデザイン」
「21世紀メディアパーソン育成プログラム」の一環として、本学B棟1Fに2024年10月にオープンしたラーニングコモンズの書架に配架する図書の選定を主眼として、「コミュニケーションデザイン」の履修生によるブックハンティングを実施しました。今回選定した図書の一部は、総合情報図書館にも収蔵しました。
■経営社会学科 杉山 敏啓先生
2024年5月「演習・実習」
ブックハンティングは、新型コロナウイルス感染症影響下で長らく中断していましたが、2024年より再開しました。経営社会学科2年生の「演習・実習」の一環として、自分自身の研究などに関連する図書を中心に、自由に選定してもらいました。コロナ禍で数年間のブランクがありましたが、円滑に実施することができました。総合情報図書館2Fの選書コーナーは今回、総合情報図書館スタッフがきれいに仕上げてくれました。
2018年度 ブックハンティング実施報告
■現代社会学科 崎本 武志先生
2018年8月「旅行業務取扱管理者講座」
「旅行業務取扱管理者講座」の一環として、受講学生が参加し、観光、公共交通、宿泊施設等、もし自分が旅行業界に進むなら、そのためにはどんな資料が有益なのか、という視点で選書をしていただきました。「自分の立場では今この本が読みたいけれど、今後他の人の役に立つかな?」と話しながら、熱心に旅行関連の書棚の前で本を眺める姿が印象的でした。
資格取得に役立てるための分野の書籍ですが、問題集やテキスト等はさておき、読み物としても十分に面白く、他の利用者にとっても興味を引くような内容です。地図、歴史、街歩き、世界遺産、旅行記などを選書しました。受講者の試験合格を祈るとともに、利用者には総合情報図書館をフルに活用していただきたいと思います。
■こどもコミュニケーション学科 波多野 和彦先生
2018年7月「こども教材開発論」
「こども教材開発論」の授業の一部として、履修者24名を、12名ずつ2グループに分けて実施しました。この授業の目的は、参加者が「保育者」としての視点で、こども向けの教材を選定すること、ブックハンティングをきっかけとして専門文献調査の入口とし、保育に携わる者としての意識をより高めることにあります。
今回の選書本は、本学の学園祭「駒木祭」の時期に、総合図書館2Fネコモンズ内に展示しましたが、この授業として、選書から展示までを行いました。お勧めの本のポップやペーパークラフトを作成して可愛らしく飾り付けた展示は、来館者の目を惹くものになりました。
■経営社会学科 小林 至先生
2018年4月「演習・実習」 2018年6月「基礎ゼミナール」
経営社会学科の「演習・実習」、「基礎ゼミナール」の履修生がそれぞれ参加し、研究関連分野の書籍を選書しました。資料の受入基準として、研究、学習に資する資料であることを挙げた上で冊数に制限を設けて、じっくりと時間をかけて選書に臨んでもらいました。
参加者の皆さんは、選書を始めた当初は戸惑いがちで、総合情報図書館スタッフに「選び方がよくわからない」などと質問をされていました。小林先生の授業の内容を思い出して、関連するジャンルの本、またその本から同じ著者、同じテーマのものを探してみたり、今自分が知りたいこと、興味があることについて書かれた本がないか等、自分の感覚で選書をしてみてくださいとお話したところ、一人で真剣に書架に向かい合い、一冊ずつ手に取って確認しながら慎重にリストアップをはじめたり、また友達同士で、本を片手にリストに上げるかどうかを検討し合う様子が見られました。
2017年度 ブックハンティング実施報告
■こどもコミュニケーション学科 波多野 和彦先生・山路 進先生
2017年7月「こども教材開発論」
「こども教材開発論」の授業の一環として、3年生が参加してブックハンティングを実施し、紀伊國屋書店流山おおたかの森店にて200冊余りの専門図書を選書しました。今回は参加人数が多く、10数人ずつの班を3つ、3回に分けて行いました。参加者の皆さんが熱心に本棚を眺めながら、お目当ての本をリストアップしていたのが印象的でした。
今回は教育法、こどもの発達、障がい者教育についての専門書や、保育園・幼稚園の実習現場で役立つ実践書など、より専門性に特化した選書内容となりました。選書した本は参加者にお勧めの本のポップ作成もお願いして、総合情報図書館2Fネコモンズ内で展示をしました。
2016年度 ブックハンティング実施報告
■マス・コミュニケーション学科 清水 一彦先生
2017年1月「専門ゼミナール」
マス・コミュニケーション学科3年の専門ゼミナールで、マスコミ業界をめざして出版学を学ぶ学生さんによるブックハンティングを実施しました。書籍の流通や出版社の事情について、専門ゼミナール教員の清水先生が丁寧に説明していらっしゃいました。
選書は総合情報図書館のブックハンティングコーナーで紹介しましたが、その際、ゼミナール活動の一環として、参加学生自身がコーナーのレイアウトを決めたり、背景やおすすめ本のポップを作成して貼ってくれました。またコーナーには、清水ゼミで編集した雑誌『KOFUKU』も一緒に展示しました。まるでプロのように充実した内容で、本当に素敵な仕上がりでした。
■こどもコミュニケーション学科 波多野 和彦先生
2016年7月「こども教材開発論」
こどもコミュニケーション学科の授業の一環として、同学科3年生によるブックハンティングを実施しました。19名の学生さんが参加し、合計で172冊の図書を選びました。「自分が通う大学の図書館に置く本を、自分で選べるのが良かった」等の意見が寄せられました。今回は特に、赤ちゃんや小さな子ども向けの絵本を中心にした選書になり、ブックハンティングコーナーは今までにない可愛らしさになりました。