教員として活躍する卒業生から教職課程の履修を考えている学生へ






社会学部経営社会学科 2024年3月卒業 S.K.さん
現職 兵庫県臨時講師

教職課程を履修しようと思ったきっかけは?

高校の部活動の顧問であり、社会科の教科担任でもあった先生の教え方・考え方によって、3年間で人間として成長することができたのがきっかけです。「この先生のように、生徒に今後の人生の中で何かしらの影響を与えられる先生になりたい」と思い、また、中学・高校時代から社会科(政治や公民など)に興味があったので、中学校の社会科と高校の公民の免許取得を目指しました。

教職課程で印象に残っていること、大変だったことは?

特に印象に残っているのは、集中講義で3日間朝から晩で模擬授業を行ったことです。とても大変でしたがすごく印象に残っています。また、教職課程を履修し、模擬授業などを行う中で、人に教えることの難しさを痛感しました。言葉ひとつひとつを選び、実践経験を積みながら克服していきました。

教職課程と学科の勉強と部活動の3つをどのようにしてやり切った?

両立していくにあたって、一般学生よりも授業数や課題等が多かったので、どれも疎かにならないよう計画的に、優先順位を意識して様々なことに取り組みました。そのおかげでマルチタスク能力が身につき、実際に現場に出た今でもとても役立っています。また、私たちの代はコロナ禍だったこともあり、オンライン・オンデマンド授業も多かったので、わからないところは積極的に友達と相談し、意見交換をしながら授業・課題に取り組みました。

実際に講師になって、教職課程で得られたものや学べてよかったと感じることは?

2年次から週に1回ほど、先生役・生徒役に分かれて実際に授業を行う模擬授業型の授業がありました。通常は生徒役として他の学生の授業を参観していたのですが、年に2~3回ほど先生役として実際に授業を行っていました。この経験から、実際に教壇に立っても堂々と授業を行うことが出来ているのは、教職課程で経験してきたことの中で1番良かったことだと感じています。

教職課程の履修を考えている学生へメッセージ

少しでも将来教員になりたいという想いがあるなら、まずは挑戦してみることが大事だと思います。実際にやってみると4年間、大変なことはもちろんあります。しかし、それ以上に一般学生では経験できない多くの学びがあり、様々な困難を乗り越えた先には、今の自分からは想像できないぐらいの成長を感じることが出来ると思います。ぜひ挑戦して頑張ってください。