研究所・センター
教職課程センター
社会学部経営社会学科 S.T.さん
(2021年入学)
今までお世話になった先生方の背中を見て、私もこうなりたいと思ったのが大きな要因です。中学時代に部活動に打ち込んでいた私は進路で路頭に迷っていました。そんな時に私の思いを素直に受け入れてくれて、可能性を信じて県外進学を勧めてくれた先生方がいなければ、今の私はいないと思います。
そのため、私がしてもらったように、「部活動や勉強で路頭に迷っている生徒を一番近くで支え、生徒の可能性を信じられる教員になりたい。生徒のことを1番に理解し、一人の人間として学力だけでなく人としての力、人間性も成長させてあげられる仕事がしたい。自分が好きな社会科を生徒たちにも好きになって欲しい」という思いが、教師を目指すことを決めたきっかけになっていると思います。
年2回行われる教職合宿と毎週火曜日に行われる教職セミナーです。教職合宿では集中的に模擬授業や教材研究ができ、他教科の教員を目指す学生との交流や合宿ならではの指導から、普段得られない気づきを得ることができます。
日々の教材研究や授業の準備を、学生生活と並行して進めることは大変でしたが、やり抜くことができたのは、あの日憧れた先生方、日々指導していただいている教授の支えがあったからです。「あくまで教員になりたいのは自分なので、自分が目指す姿に絶対になってやる、負けてたまるか」という気持ちを持って乗り越えてきました。
2年次から教科教育法やセミナーで模擬授業を行うことで、授業のパフォーマンスを向上させ、人前で理路整然と話すことができるようになりました。教育実習でも、生徒の前で自分の用意した授業を堂々と行うことができたのは、この経験が生きているからだと思います。
また、教師としてのあるべき姿や間違いを教えてはいけないという圧倒的な責任感は、教職課程でしか学ぶことができませんでした。さらに、教育の難しさと同時に、教員として働くことの良さ、学ぶことの楽しさなども学べたことは、江戸川大学ならではだと思います。
「ちば!教職たまごプロジェクト」は、教育実習とは別に千葉県内の中学校で研修をさせていただけるプログラムです。教職課程を履修している学生が決められた実習校で20回以上の研修を行います。教育現場を経験することでさまざまなことを知り、より良い教員になるために、千葉県教育委員会が行っています。
私が参加しようと思った理由は、採用試験の加点になることと、教育現場を教育実習以外でも体験したいと思ったからです。「どんな教員が求められているか、どんな教員がいて現場はどのような雰囲気なのか」を知ることは、自分が教員になるための糧になると思い、参加しました。
教職課程は、忙しい、大変と思われるかもしれません。しかし、その中にはやりがいがたくさんあります。私は教職課程を通して、精神面や技術面で大きく成長することができました。教員になる人間としてだけではなく、社会を生きていく一人の人間として成長できるということです。教職課程を通して大切な仲間との出会いや、かけがえのない思い出を残すこともできます。私たちも今まで以上により良い環境を提供できるように努力していきますので、ぜひ一緒に教職課程を履修し、教員を目指しませんか?