イベント・講座

NEXTAGE ARTIST AUDITION

NEXTAGE ARTIST 2023 オーディション

NEXTAGE ARTIST AUDITIONは、社会学部経営社会学科の音楽ビジネスコースの学生が主体となり、全国の高校生を対象に行う軽音楽コンテストです。
音楽業界のプロフェッショナルが「次世代を担い、世界に通用する可能性を持った高校生アーティスト」を選ぶべくプロが審査を行い、グランプリ受賞者には「NEXTAGE ARTIST」の称号が授与され、希望する場合には音楽ビジネスの専門ゼミの3年次生による「デビュープログラム」のサポートを受けることができます。

NEXTAGE ARTIST 2023 オーディション

今年度は、バンド部門3組・ソロ部門1組が決勝審査に進みました。
決勝審査には「Vanity」「Lemon Academy」「star cherry」「Luna」の4組が出場し、素晴らしい演奏でオリジナル曲を披露しました。厳正なる審査の結果、グランプリ(NEXTAGE ARTIST)に「Vanity」、審査員特別賞に「Lemon Academy」が選ばれました。

「Vanity」がグランプリ、「Lemon Academy」が審査員特別賞を受賞しました。どの出場者も素晴らしい楽曲と演奏でした。

<決勝出場者>

グランプリ

Vanity

国際学院高等学校
ボーカル:国際学院軽音楽部 1年女子
ギター・コーラス:国際学院軽音楽部 1年男子
ギター・コーラス:国際学院軽音楽部 1年女子
ベース・コーラス:国際学院軽音楽部 1年男子
ドラム:国際学院軽音楽部 1年男子

オリジナル曲「忘れてよ」

コメント
会場のステージがプロの方が演奏されるような場所で、照明もたくさん動いていて、自分達がそこで演奏していると気持ちがとても高揚してみんな盛り上がりました。
審査員の先生方からも褒めていただき、さらにグランプリを受賞し、自分達の音楽を認めていただいたという気持ちを持つことが出来ました。
最後に、大学生の皆さんや先生・音楽関係者の皆さんに1次予選やリハーサル・本番と色々とお世話になりました。素敵なステージで良い演奏をすることが出来たのも色々な方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。(Gt・cho女子)

審査員特別賞

Lemon Academy

東洋高等学校
宮田姫梨、熊坂侑太、藤野楯平、徳永勝太、松岡広哲

オリジナル曲「フィルター」



コメント
オーディションには初めて参加しましたがクリニックからオーディション当日まで充実したとてもいい経験ができました。
クリニックの始めは緊張や不安な気持ちが強く、あまり自信がありませんでしたが、オーディション本番に向けて「楽しい!みんなに聞いて欲しい」という思いが強くなりました。
オリジナル曲では楽器の音作りやサビの盛り上げ方のアドバイスをいただき、よりそれぞれの音がはっきり聞こえるようになり、何故はっきり聞こえるようになったのだろう?と考える機会にもなりました。
またオーディション当日では音響機材にも興味を惹かれました。高校では機材に限界があり、スピーカーの数が少なかったりします。なので各パートに返しがあり、広いステージ上に立ち、響く体育館での演奏はとても新鮮でした。

star cherry

日本体育大学荏原高等学校
小林優司、田中陽大、野津花音、岩崎大地、川村渚月

オリジナル曲「最哀」

コメント
この度はNEXTAGE ARTIST AUDITION2023に出場させていただきありがとうございました。
部員の誰も作曲の経験がない中で作成したオリジナル曲や、この大会は私たち軽音楽部にとって大きな影響を与えてくれました。
今後もオリジナル曲を積極的に作り、音楽の解釈を広めていきたいと思います。




Luna

浜松開誠館高等学校
井田悠月

オリジナル曲「好きをこしたいぐらい」

コメント
初めてこのような大きなオーディションに参加し、とても嬉しかったし光栄でした。ギターを始めて約4年、中学の時までは趣味程度で弾き語りをしてましたが、まさかこんなことになるとは思いもしなかったです。
このオーディションには作詞・作曲を1週間で完成させ参加させていただきました。
納得がいくまで何回も練習しましたが、当日はとても緊張して控室でずっと歌詞を見て、失敗しないように頑張りました。先生や親が励ましてくれたので落ち着いて演奏ができました。
結果は残念でしたが、弾き語りしてる時はとても気持ちよく歌えたので悔いはありません。もし機会があったら来年も参加させていただきたいです。

<決勝審査までの様子>

第1次審査は映像審査を行います。選ばれたグループは音楽プロデューサーの割田康彦氏によるクリニック付き第2次審査に進み、江戸川ガールズアワード内で行われる決勝審査に出場します。
2023年度の第2次審査は10月7日(土)にエドスタ(EDOGAWA LIVE STUDIO)で行いました。

<2023年決勝審査のゲスト審査員及び学内審査員>

・音楽プロデューサー 割田康彦
・株式会社ヤマハミュージックジャパン 森山賢志
・柏ALIVE代表 RANMA
・江戸川大学 社会学部経営社会学科 教授 南馬越一義
・江戸川大学 社会学部経営社会学科 教授 関根直樹

<講評>

音楽プロデューサー 割田康彦氏

今回も昨年に引き続き審査員を担当させていただきました。今年もとても魅力ある豊かな才能と出会うことが叶い、11月3日の決勝大会にて幸せな時間を過ごさせていただきました。
と、申しますのも、今回は新たな施策として、決勝大会1ヶ月前の10月上旬、決勝進出者に対する「事前クリニック@エドスタ」を開催し、演奏面やアレンジ面のアドバイスを行ったのですが、いずれの皆様もわずか1ヶ月という短期間に想像以上の進化&変貌を遂げられ、決勝大会において緊張感を感じさせない堂々たるパフォーマンスをご披露してくださったので、図らずも大いなる驚きと感激と感動を覚えてしまった次第です。
それぞれの決勝進出者(バンド/ソロ)の楽曲や演奏にはそれぞれの個性や特性があり、審査する側にとっては「皆様に対して順位付けを行わなければいけない」という苦々しい感情がつきまとうのですが、そんな葛藤と闘いながらも厳正なる審査の結果、優勝は《Vanity/国際学院高校》、そして急遽、審査員特別賞という形で《Lemon Academy/東洋高等学校》を表彰させていただく運びとなりました。
言うまでもなく決勝進出者4組の魅力はどれも捨てがたく、審査は「僅差の争い」であったことを申し添えておきます。いずれの皆様にも大いなる「可能性」と「伸びしろ」が存在していますので、これからも自己追求&自己実現の道を突き進んでいっていただきたいと思っております。
NEXTAGE ARTIST 2023 AUDITION…たくさんの皆様の情熱と想いが重なり大成功であったと確信しております。瑞々しい感性を持った高校生との触れ合い、企画運営の音楽ビジネスコースの学生の皆様&ご指導にあたった先生方との交流と有意義な時間の共有…。関係各位に心より敬意と感謝を表したいと思います。ありがとうございました。

株式会社ヤマハミュージックジャパン 森山賢志氏

(1)高校生バンドについて
出演された4バンドの皆さん、お疲れ様でした。今年も非常にレベルが高く、また割田さんによる事前バンドクリニックでのアドバイスを、どのバンドもしっかりと形にできており、素晴らしい演奏でした。
そのおかげで(笑)、審査はかなり難航し、今年も「審査員特別賞」を作ることになりました。
グランプリの「Vanity」の皆さんは、1年かけて、レコーディングなどの経験を経て、大きく成長してもらえたらと思います。
審査員特別賞の「Lemon Academy」の皆さんは、ヤマハとして学校訪問しますので、部全体のレベルアップのきっかけにしていただければと思います!
私個人としては、昨年同様、皆さんが「優勝」でした! 良い演奏をありがとうございました。

(2)エレクトロキャパシティについて
昨年のグランプリ受賞時点から、度重なるミーティングや、割田さんと私からのアドバイス、それを踏まえたリハーサルとレコーディングに挑み、4人が音楽的に大きく成長したことが分かる、「レベチ」なステージだったと思います。
バンドは、作曲やアレンジ、ステージングなどで行き詰まることが度々あると思います。それを、プロのアレンジャーからのアドバイスや、江戸川大学の学生からの応援を、メンバー個人の「成長」に繋げて、しっかりと乗り越えたんだと思います。

今回グランプリのVanityの皆さんにも、是非その「成長」を味わってもらいたいです。また、来年の応募を考えている高校生には、この大会にしかない、グランプリの先にある「成長」を目指してもらえたらと思います。

柏ALIVE代表 RANMA氏

今回から審査に参加させていただきましたが、まず驚いたのは楽曲と演奏力のレベルの高さでした。
自分が経営しておりますライブハウスにて高校生の方々のライブは拝見させていただいておりましたが、なかなかオリジナル曲に出会う機会は少なく、そういった意味でもとても楽しませていただく事が出来ました。
良かったと思う点については出演者の皆さんにお伝え出来たと思いますので、その他いくつか思った点を書かせていただきますと、まず楽曲についてですが、今回決勝出場の4組すべてが恋愛に関する楽曲でしたので、別のテーマを高校生ならではの視点でとらえたような楽曲も聴いてみたかったかなと思いました。
衣装に関してですが特に決まりは無かったと言う事で、皆さん制服でしたのでもっと個性をアピールして欲しかったかなと感じました。
ステージに関してですが、もう少し高校生らしい元気さ、力強さがあっても良かったかなと感じました。
演奏技術はひたすら練習する事によって向上出来ると思います。楽曲、ステージングなどにおいて「これが自分達だ!!」というものを思いっきり見せつけてくれるような、そんな高校生の出現を今後も期待しています。
まずは自分達でとにかく音楽を、若さを、楽しんで欲しいです。最後に運営の皆さん、とても素晴らしかったです。おかげさまでこの大会を僕自身とても楽しませていただきました。皆さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

<学生の活動の様子>

授業「経営社会演習・実習」で、NEXTAGE ARTIST AUDTIONの企画立案から運営、実施に至るまでを学生自らが考えて実施する。

授業に音楽プロデューサー割田康彦氏、ヤマハミュージックジャパン森山賢志氏を特別講師としてお招きすることも。

<2年生プロデューサー学生のコメント>

谷穂乃香、渡辺すみれ

当日まで1人ひとりが自分の役割を全うしていたので、オーディションを成功させることが出来ました。来年は今年の経験を生かしてみんなでよりよいEGAにしたいと思います。

<教員のコメント>

経営社会学科教授 関根直樹

今年度もレベルの高い高校生バンドやソロのシンガーが応募してくれました。最終審査に残った4組は、高校1、2年生にもかかわらず演奏力はおろか、作詞・作曲能力まで高く、ただただ驚くばかりです。グランプリを獲得したVanityと音楽ビジネスゼミ生は来年度、音楽プロデュースなどの諸作業を共に行っていくので、今から楽しみです。来年度のNEXTAGE ARTIST AUDITIONは新たな企画も構想中なので、全国の高校軽音部所属のみなさん、ぜひご期待ください!

<参考リンク>