イベント・講座
音楽とファッションの融合を発信するイベント「Edogawa Girls Award」は、学生が企画から運営までを手がける本格的なガールズイベントです。
今年度のEGAは、対面とオンラインのハイブリッドで開催しました。多くの方にご来場・ご視聴いただきまして、誠にありがとうございました。
※一般公開(要事前申込)、入場無料
主催:江戸川大学・江戸川ガールズアワード実行委員会
協力:ヤマハミュージックジャパン
協賛:スパメッツァおおたか
今年度はバンド部門20組、ソロ部門1組の応募があり、応募された映像と書類をもとに第1次審査が行われ、10組が第2次審査に進出しました。第2次審査は10月2日(日)と3日(月)にエドスタ(Edogawa Live studio)でライブ審査が行われ、バンド部門から5組(うち1組は新型コロナウイルス感染により欠場)が決勝審査に進みました。
決勝審査には「エレクトロキャパシティ」「酔ひどれ」「あいみるちゃわんむし」「綺凛」の4組が出場し、素晴らしい演奏でオリジナル曲を披露しました。厳正なる審査の結果、グランプリ(NEXTAGE ARTIST)に「エレクトロキャパシティ」、審査員特別賞に「酔ひどれ」が選ばれました。
「NEXTAGE ARTIST Audition feat. Girl Vocal」 は、夢と野望を持ち、音楽を愛する高校生のための軽音楽コンテストです。音楽業界の様々なプロフェッショナルが、「次世代を担い、世界に通用する可能性を持った高校生アーティスト」を選ぶべく審査を行い、グランプリ受賞者には「NEXTAGE ARTIST」の称号が授与されます。「NEXTAGE ARTIST」とは、江戸川大学とプロの審査員によって選ばれる、次世代を担い世界に通用する可能性を持った高校生アーティストのことです。
・音楽プロデューサー 割田康彦
・ヤマハミュージックジャパン 森山賢志
・「突発的犯行」(2021年度NEXTAGE ARTIST) リーダー 笹和田美玲
・江戸川大学 社会学部経営社会学科 教授 南馬越一義
・江戸川大学 社会学部経営社会学科 教授 関根直樹
・江戸川大学 社会学部経営社会学科 客員教授 小倉淳
グランプリ
埼玉県立所沢高等学校
大森悧空・相澤俊介・石原遥・菅生桃
オリジナル曲「夢見る少女」
他にはないような、珍しい、見ている人に楽しんでもらえるような曲やライブを作ろうと活動しています。決勝までにコーラスの練習を特にしたほか、ステージングをみんなで考えて「見せ方」を考えました。グランプリを取れたので安心したし、うれしかったです。もし来年デビューすることになったら、レコーディングして音源化したいし、テレビにも出てみたいです。
審査員特別賞
桜美林高等学校
正垣胡春・小川こころ・田路理子・内藤苺瑚・中橋千優
オリジナル曲「ノスタルジック」
自分たちにしかできない雰囲気で新しいジャンルを作りたいと思い、カッコいい大人の女性に見えるように黒を基調とした衣装でそろえました。決勝までにキーボードとドラムを変えたり、ベースの弾き方を変えたり、個人個人で改善をしました。グランプリを取れなかったのは残念ですが、審査員賞を取れてすごくうれしいです。
神奈川県立藤沢総合高等学校
田中心乃・大澤光・西原愛夢・手塚莉乃・溝脇梓真
オリジナル曲「オドラナイト」
コーラスやシンガロングなど取り入れ、他の高校生バンドにはないようなオリジナルな曲を作っています。決勝までに手拍子や転調を入れるなど編曲をがんばりました。また、とにかくリズムの縦の線をそろえる練習をしました。
桜美林高等学校
浅井いち子・南條琴音・八島麻理菜・沼澤愛莉・内藤百夏
オリジナル曲「平行線」
どこの大会に出ても自信をもって演奏できるバンドになりたいです。曲作りは同じ高校のバンドにアドバイスをもらっているので、自分たちだけで曲を作れるようになるのが目標です。決勝までにリードギターとベースのパートを工夫しました。
2021NEXTAGE ARTIST Auditionに応募するために結成され、見事グランプリを受賞。江戸川大学の学生がアーティストプロデュースを行い、音楽プロデューサーに割田康彦さんを迎え、2022年11月3日に『無垢になるまで』をDigital Release。
ピアノロック・ガールズバンド。メンバーは、リーダーのKey./Vo.笹和田美玲とDr./Cho.きょうこ、Ba.ゆいり。
突発的犯行 デビューにあたってコメント
「突発的犯行でこういったライブをするのは初めてで、私たちにとっては大きな挑戦でした。3曲続けてMC込みでライブをするのも、シーケンスを使うのもメンバー全員が初めてだったので不安が多く、スタッフやゼミ生の皆さんにはたくさん助けてもらいました。私自身ボーカルとしてステージに立ったことが少なく、今回のためにしっかりと自分の歌声と向き合いました。
配信では100人以上の人がずっと見て下さっていて、会場では席が埋まる程大勢の人がいて、多くの人が私たちの楽曲を聞いてくださってることが光栄でした。ライブの最後に披露した曲の『無垢になるまで』のMVも公開されました。ぜひ皆さんに聞いていただきたいです」
デビューシングル『無垢になるまで』
作詞・作曲 笹和田美玲
突発的犯行のコメント
「「無垢になるまで」の歌詞のテーマは大失恋です。主人公の女の子が納得のいかない理由で失恋し、思いをぶつけるのをイメージして作詞しました。サビに「こんなはずじゃない」という歌詞がたくさん出てくるのですが、生活の様々な場面でそう感じている人が多くいると思います。そういった人達に共感してもらいたいです。
楽曲は高校3年生の7月頃に変拍子を採り入れたフレーズを突発的に思いついて作り始め、アレンジやレコーディングではメンバーや江戸川大学生の皆さんの意見を取り入れ、割田さん、森山さんのアドバイスを受けながら作り上げました。携わってくださった皆様のお陰で、自分の想像してた倍以上にいい作品になって完成しました。これを糧に音楽活動をこれからもがんばっていこうと思います。ありがとうございました」
人気ブランドとのタイアップ企画「DISCOVER 80's」をと題し、ファッションコーディネート対決を行いました。「ミキ」を特別審査員、モデル出演はインフルエンサーの「ひろの」「河野涼」「多田麻里絵」「松田ノディ」「川野美怜」「赤羽流河」を迎え、ファッションビジネスコースの2年ゼミ生3チームがそれぞれ「SILAS」「MILKFED.」「BEAMS DOT」の商品を使ったコーディネートで対決しました。優勝は「BEAMS DOT」の商品でモノトーンコーデをしたCチームが選ばれました。
「エレクトロキャパシティ」がグランプリ、「酔ひどれ」が審査員特別賞を受賞しました。どのバンドも素晴らしい楽曲と演奏でした。
グランプリのエレクトロキャパシティに学長から賞状授与
特別審査員賞の酔いどれに割田康彦氏から賞状授与
音楽プロデューサー 割田康彦氏
まず結論から申し上げますと「困った」の一言に尽きます。決勝大会の1ヶ月前の10月上旬、エドスタにて第2次審査が行われたのですが、第1次審査を通過した「10バンド」の楽曲および演奏力のレベルが想像以上に高く、ありがたいことにこの時点で「審査員泣かせのオーディション」になることが確定しておりました。
そして1ヶ月後、11月3日に行われた決勝大会…。ステージから発せられる音の厚み、バンド間のまとまり、そして個々のパフォーマンス…。ファイナル進出の「4バンド」すべてが短期間で驚くほどの成長&進化を遂げていたので、耳を疑ってしまいました。本大会に懸ける各バンドの意気込みと熱意を感じ、とても嬉しく思いました。
予想通り、決勝大会の審査も「困った」の一言に支配されてしまいました。それぞれのバンドに長所があり魅力があり、そして捨てがたい愛おしい要素があったので、1バンドにしか優勝を与えられない…というもどかしさと闘いつつ、企画運営の学生さんによる意見と我々審査員の意見を統合させ、慎重に議論を重ねた結果、優勝は《エレククトロキャパシティ/所沢高校》、そして急遽、審査員特別賞という形で《酔ひどれ/桜美林高校》を表彰させていただくことになりました。
全国からご応募いただいた高校生バンドの皆様、企画運営の音楽ビジネスコースの学生の皆様、ご指導にあたった先生、ご協力いただいた関係各位に心より敬意と感謝を表したいと思います。
本オーディション開催において、瑞々しい感性を持った大きな可能性のある優れたたくさんのバンドに触れる機会を得ることができて、とても有意義で楽しい時間と空間を過ごさせていただきました。そして私にとっても大きな学びの場となりました。ありがとうございました。
ヤマハミュージックジャパン 森山賢志氏
(1)高校生バンドについて
まず4バンドの皆さん、お疲れ様でした。どのバンドも非常にレベルが高かったと思います。とても工夫が凝らされていて、ジャンルも多岐にわたって、4バンドともオリジナリティに溢れており、審査が難航しました。ボーカルのレベルがどのバンドも高く、ガールズヴォーカルの魅力を最大限に引き出していて、本当に、良い4バンドが残った決勝ステージという印象でした。私個人としては、みなさんに「優勝!」をあげたいです。本当に良い演奏を、ありがとうございました。
(2)突発的犯行について
突発的犯行は、キーボードボーカルと、ドラムの2人が音大に進んでいることもあり、楽曲的にも技術的にも、とてもレベルが高いと思います。ベースの彼女も別の道に進みながらも、他の二人に負けない努力を重ねているのがわかる演奏で、去年のパフォーマンスから、数段レベルアップした印象でした。8月にレコーディングを経験したことも、3人の成長を促したんだと思います。今日のパフォーマンスも、ものすごいパワーと迫力を感じました。
今回グランプリを受賞した、エレクトロキャパシティの皆さんも、レコーディングなどを含む音源制作過程を経て、1年後にデビューということになると思います。突発的犯行の3人が1年後大きく成長したように、音楽的な面や楽器の技術など、全ての面において、エレクトロキャパシティの皆さんが大きく成長してくれることと思います。とても楽しみです。
音楽・ファッションビジネスコース(音楽ビジネス)
山林冴、桑山夏紀
こんなに大きなイベントを作り上げるということ、その代表になり全体をまとめあげなければならないことにとても大きなプレッシャーを感じる時もありました。しかし、そんな不安も弾き飛ばしてしまうほど、このゼミ活動はやりがいや楽しさを感じました。
常にやる気いっぱいだった3年生と、その3年生についてきてくれた2年生のおかげでこのEGAを成功に導けました。心の底から感謝しています。
メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科
伊東芽生、濱田真帆
小倉先生に教えていただいた「車で35キロの速度でゆっくり話す」ことを意識しました。定期的に「ゆっくりゆっくり」と自分に言い聞かせたり、台本に「ゆっくり」と書いたりして、気持ちを落ちつけてやりました。裏ではハプニングなどもあったのですが、なんとか無事終えることができました。達成感を感じましたし、とても楽しかったです。
音楽・ファッションビジネスコース(音楽ビジネス)
髙橋藍璃、滑川珠里奈
大きなトラブルもなく本イベントを終えることができてよかったです。EGA本番まで長い時間を費やしてきた分、「成功させることができるのか」といった不安と緊張が大きかったですが、一次審査、二次審査を通して私たちの協調性も強まった結果だと思います。
音楽・ファッションビジネスコース(ファッションビジネス)
奥村哲生、山岸来葉
学生だけで一からイベントを作り上げることがとても大変でした。
テーマを決めるところから始め、協力してくださるブランドに足を運んだり、モデルさんの事務所と連絡を取るなど、大きな責任を感じました。その分、達成感や経験値など、得たものはとても大きいと感じました。ファッションゼミの一人ひとりがしっかりと仕事をしてくれたので、イベントを成功させることができたと思います。
音楽・ファッションビジネスコース(音楽ビジネス)
経営社会学科教授 関根直樹
来年は、グランプリを受賞した「エレクトロキャパシティ」を音楽ビジネスのゼミ生でプロデュースしていくことになります。具体的には、アーティスト写真・MVの制作のほか、宣伝、配信サポートを行います。「エレクトロキャパシティ」の皆さんやゼミ生と力を合わせていいものを作っていきたいと思います。
音楽・ファッションビジネスコース(ファッションビジネス)
経営社会学科教授 南馬越一義
ファッションゼミの2年生と一緒にファッションコーデ対決の企画に取り組みました。初めは心もとない感じだったのにどんどん自発的になって、プロデューサーが中心となって仕切ってくれました。イベント前日や当日は、私は何もしなくても学生だけで運営することができたほどでした。
2022江戸川ガールズアワード・アーカイブ映像(一部カット版)
<参考リンク>
これまでの”エドアワ”
これまでの”エドコレ”
2015
2014
2013
2012
2011
2010