情報の公開
財務情報
平成24年5月24日に開催された理事会ならびに評議員会において、学校法人江戸川学園の平成23年度決算(案)が承認可決されました。ここに本学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書を、また、江戸川大学の1.資金収支計算書、2.消費収支計算書、3.資金収支予算書、4.消費収支予算書を掲示いたします。
平成23年度における江戸川学園の新たな動きとして、まず、江戸川大学においては、①.変電所設備更新、②.防災倉庫設置及び防火・防災に関する諸事項の整備、③.大学研究棟男子・女子トイレ改修、④.大学講義棟映像ホール諸設備更新 等が実現し、キャンパス内の各施設の整備が推進されました。江戸川女子中学・高等学校においては、①.クラブハウス・武道場建設、②.中学に続いて高校における特待生入試制度の実施の他、③.長年懸案だった新講堂・体育館の建替え工事に着手致しました。江戸川学園取手中・高等学校においては、平成21年度から、従来の「70分授業体制」を変更し、「70分授業」の特徴を発展させた「100分授業」や「110分授業」(高2・高3)を組み入れると共に、土曜日を原則隔週登校にする等、以前にも増して「授業を第一」とした学習指導体制が定着した結果、平成24年度大学進学実績においても、東京大学11名(現役合格者倍増)、京都大学3名合格、筑波大学医学部6名(全国1位)を含め国公立大学医学部21名合格、早稲田大学84名、慶應義塾大学47名、上智大学33名合格等、顕著な実績となりました。江戸川大学総合福祉専門学校においては、創立30周年を迎えて記念イベントを実施致しました。
この様な活動の中で、平成23年度決算の概要につきまして、以下に消費収支計算書にもとづき説明いたします。まず、収入の大半を占める学生生徒等納付金収入については、取手中・高で前年度比33百万円増加しましたが、大学で60百万円、専門学校で73百万円減少したことから、学園全体では95百万円減少の4,977百万円を計上しました。補助金収入は取手中・高で52百万円増加しましたが、大学で96百万円減少したこと等により学園全体で80百万円減少の1,148百万円を計上、その他の収入においては、寄付金収入が87百万円(15百万円増加)、資産運用収入が98百万円(19百万円減少)、事業収入が172百万円(22百万円増加)、退職金社団等交付金が145百万円(43百万円増加)となり、その結果、帰属収入全体としては、6,791百万円を計上、90百万円の減少となっております。
一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で前年度比91百万円増加の3,547百万円を計上しました。教育研究経費は1,968百万円となり、13百万円の減少となりました。次に、管理経費は636百万円、285百万円の減少となりました。この減少分は22年度に発生した社会福祉法人への寄付金300百万円という特殊要因が23年度はない為です。その他経費では、女子中・高において、クラブハウス・講堂建替えに伴う建物処分差額92百万円が計上されています。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他経費を合わせた消費支出合計額は115百万円減少の6,303百万円となりました。
この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた帰属収支差額は487百万円の黒字を計上しました、基本金組入額は586百万円となり、最終的に、当年度消費支出超過額は98百万円となりました。以上が平成23年度決算の概要です。