学校法人江戸川学園は、1931年に東京都江戸川区小岩の江戸川の近くに誕生した、城東高等家政女学校をルーツとし、これまでに江戸川女子中学校・高等学校、江戸川学園取手中・高等学校、江戸川学園おおたかの森専門学校、江戸川短期大学(2006年大学に統合)、江戸川大学、江戸川学園取手小学校を開設しました。
私学教育に長い経験と実績を持ち、今日に至っています。
学校法人江戸川学園の関連組織である社会福祉法人喜働会が、江戸川大学のキャンパスの一部に「えどがわ森の保育園」、JR南流山駅近くに「えどがわ南流山保育園」を開設しました。2つの保育所は、流山市の保育需要に応えているほか、江戸川大学生の実習や研究活動など日常的な実践の場にもなっています。
建学の精神は、学園開設当初は『教養ある堅実な女性の育成』でした。2代目理事長の木内きぬ先生は「教養ある」とは、今日という一日一日をよく生きていくこと、つまり学校での学びを一日一日大切にすることが教養ある人への近道と述べ、「堅実な」とは人柄の良さ、明朗・愛和・喜働・純情といった言葉で表現されるような人柄と述べています。学園の発展と共に現代の教育に継承発展させて、建学の精神は「社会に貢献できる人材の育成」とされています。
江戸川大学は建学の精神を継承し開設、「情報化と国際化に対応する人材の養成」を使命とし、「建学の精神のもと広く知識を授けるとともに専門の社会学、心理学、教育学等の思想と理念をきわめ、これを実践の場に移しうる能力と豊かな人間性をかねそなえた人材を養成すること」を目的としています。
江戸川大学の教育理念としては『人間陶冶(とうや)』を掲げています。
「人間としての優しさに満ち、普遍的な教養と時代が求める専門性により社会貢献できる人材」が「人間陶冶」によって育成すべき人間像です。
開学以来の教育の使命「情報化と国際化に対応」しつつ、「人間としての優しさに満ち、普遍的な教養と時代が求める専門性」を身に付け、職業人として社会貢献することに喜びを見いだせる人材の育成を目指しています。
江戸川大学は、専門の社会学・心理学・教育学などを中心に教育研究を発展させるとともに、この教育研究活動を通じて広く社会・地域に貢献することに努めてきました。図書館の開放やオープンカレッジの運営をはじめ、学生や教職員が地域社会の様々なコミュニティと多様な連携・交流を持ち、ニーズに応じたボランティア活動を持続的に展開しています。
2018年10月には地域住民を対象とした「心理相談センター」を開設し、豊かな地域社会づくりに貢献しています。
2024.04.01現在