海老澤 邦江

情報文化学科 特任教授
文学修士

英文学ならびに比較文化、英語コミュニケーション、資格英語を担当。
語学教育研究所長(2011年~2015年)。
千葉県高等学校東葛地区予選「英語弁論大会」審査員(2008年~2011年)。
駐日アイルランド大使館主催英文エッセイコンテスト審査員(2013年)。
日本アイルランド協会会長(2016年)。日本イェイツ協会事務局長(2012年~2016年)。

研究分野:文学
専門分野:英米・英語圏文学


英語詩(17世紀から現代)を研究。特にノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人、W.B.イェイツ。日本の能から強い影響を受けた作品は近年、日本の能楽師や狂言師とアイルランドの音楽家や俳優とのコラボレーションによりあらためて見直され再評価されています。アイリッシュルネサンスのもう一人の立役者(Lady Augusta Gregory)の文芸サロンが果たした役割を英国と比較しながら考察しています。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


「ことばの魅力」と「ことばの力」をあらためて知ってほしいですね。故ドナルド・キーン氏は、インタヴューで「ことばや文学は最後まで残ります。だからとても大事です」と答えています。ことばの表現は無限です。そしてひとの心を動かします。豊かな表現力とコミュニケーション力は、素敵な人間関係と幸せな人生を必ずや築いてくれると思います。

研究テーマ


1.W.B.イェイツの詩と戯曲を中心に、アイルランド文芸復興と文化表象を研究。
2.日本の伝統芸能(能と狂言)の受容とその象徴表現
3.英語圏のSFや推理小説、ファンタジー文学と映像文化
4.日本の現代詩と英語詩の比較

最近の研究活動


学会関係:2022年度の日本イェイツ協会は、エズラ・パウンド協会との共催により獨協大学で開催予定。この大会では、日本のダンスアーティストによる『鷹の井戸』の公演を行う。
専門研究:アイルランド文芸復興の中心人物グレゴリ夫人の戯曲や活動につながる文芸サロンの社会的役割を研究。昨年に引き続き、18世紀英国の文芸サロンの社会的役割を掘り下げ、女性作家や詩人の社会的貢献を考察する予定。(科研採択課題の継続研究)

担当科目


言語と文化、比較文化論、英語文学、情報文化キャリア英語、Global Communication

趣味


・ウォーキング:1日8,000歩を目標にウォーキングを行います。普段見過ごしている野の花や小さな名所旧跡を見つけて楽しんでいます。
・土いじり:ガーデニングというよりも、土いじりをしながら、四季折々に咲く花々の鑑賞を楽しんでいます。
・映画鑑賞:洋画、邦画(特に時代劇・ゴジラなどの特撮モノ)