浅川 陽子

こどもコミュニケーション学科 特任教授
修士(人文科学)

幼稚園や小学校の教員を約25年間勤めて、子どもの発達と学習について実践研究を重ね、それから私は、大学で教職をめざす学生さんと共に学びあう道を選びました。「疑問は研究の母」という言葉が好きです。なぜ?どうして?という子ども時代の気持ちをいくつになっても忘れずに、一生懸命考えたり学びあう大人って素敵だと思います。

研究分野:教育学
専門分野:初等教育、幼児教育(絵本学)


幼稚園や小学校で最も大切なことは、主体的な学び手を育てることです。一生の基礎となる「ことばの力」を育てる初等教育・幼児教育のあり方について実践的に問い続ける学問分野です。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


赤ちゃんから小学生まで、人がことばを獲得していくプロセスには、人それぞれ感動的なストーリーがあります。謎も多く、知れば知るほどおもしろくなります。正解が一つではないことを楽しむ姿勢が大事です。

研究テーマ


1 幼小接続期の子どもの発達と学びーなめらかさと適度な段差
2 幼小接続期の親の変容ー生涯学習の視点から
3 実践国語研究ー小学校「ことばの力」を育てる各学年の授業
4 実践国語研究ー「問い」を育むことばの授業
5 校内研究のあり方ー学びあう共同体として(現職研修)
6 絵本研究ー読み聞かせ体験と、その意味
7 地域の子育て支援
8 保育の質の向上

最近の研究活動


1 保育の教育における絵本の読み聞かせ体験(2015・2016江戸川大学学内共同研究:研究代表者)
2 『保育表現の技術』2015保育出版社(共同執筆)
3 『児童学事典』2015丸善(共同執筆)
4 平和絵本の読み深めー大人にとっての絵本体験(2016絵本作家と研究分担)
5 「なぜ?疑問や対話を引き出す授業づくりの工夫」2016明治図書『実践国語研究No337』
6 「絵本を活用して学生の読書量やリテラシーを高める実践研究」(2018江戸川大学学内共同研究:研究代表者)
7 『デザインする保育内容指導法「言葉」』(2019教育情報出版)

担当科目


こどもと読み聞かせ・絵本、言葉、生活、言語表現の技術